旦那の子供じゃないときにすること
健康な適齢期の男女が子供を授かる確率はおよそ20%と言われています。これを高いと思いますか?低いと思いますか?
最近では、なかなか子宝に恵まれず不妊治療を何年も行っている夫婦もたくさんいます。一方で、知恵袋には「旦那の子供じゃないかも」「息子は夫の子ではありません」「旦那の子かわからない」などといった書き込みも一定数あります。この現状に対して「夫婦」「親子」「家族」について考えていきたいと思います。
血液型で判明!旦那の子供じゃない場合、DNAはどのくらい重要か
生まれてきた子供の血液型がその夫婦からは生まれ得ないものだった場合、旦那の子供じゃない可能性はほぼ間違いありません。万が一身に覚えがない場合には再検査が有効な場合もあります。
生まれた我が子が旦那の子供じゃないと分かったとき、あなたが最初に思うことはどんなことでしょうか?「旦那にばれたらどうしよう」「このまま隠し通して平穏に過ごせないか」「でも旦那に似ず本当の父親に似てしまったら?」「あんなことしなければよかった」どう思ったにせよ、責任はあなた自身にあります。旦那や本当の父親にも何らか責任があるとしても、あなたには妊娠するまで、子供を産むまでに何度も今の結果にならない違う選択をする余地があったのです。ましてや子供には何の責任も罪もありません。
まずは生まれてきた子供がどうしたら幸せかを考えてあげてください。考え方はそれぞれですが、「親子」として大切なのは血縁よりも愛情だと思います。血縁関係があっても上手くいかない親子もいれば、養子縁組で本当の親子のように思い合っている親子もいます。旦那が何も言ってこず子供に愛情を注いでくれるのなら、それを守り通すことで「親子」になれるでしょう。旦那に気づかれて受け入れてもらえない場合に備えて、自分1人で育てていく覚悟を初めからもっておきましょう。
結末は離婚?自分の子供じゃないと分かっていて育てられるのか
自分たちの子供だと信じて育ててる間に何か違和感を覚え「もしかしたら自分の子供じゃないのかも・・・」と疑い始める原因は夫婦関係にあります。結末はもともと浮気するくらいですから何かしらの歪みが2人の間にあったのでしょう。そのときの心理は何かのきっかけで相手に伝わってしまうのです。(もし浮気じゃない何か別の理由だったとしても、その後の相手に対する心の状態は変わってしまいます)
一度「自分の子供じゃない」と思ってしまったら、今まで通りの愛情を注げる人はどれくらいいるのでしょうか。素晴らしく人間の出来た人にしかできないのではないかと思います。また、夫婦だけではなく、影響はお互いの両親や家族にも及びます。旦那だけではなく旦那の両親にもばれてしまったら、確実に関係崩壊するでしょう。「家族」に大切なのも血縁より愛情ですが、血縁関係がないとばれている状況で自分たちの息子が裏切られていることを受け入れる親がいるでしょうか。旦那以上に関係の浅い義父義母からの非難は避けられません。旦那側から離婚を希望されたら受け入れる覚悟はやはり必要です。
ただし、こうなっても子供に罪はないのです。子連れで再婚というのはよくある話で、その際に子供の本当の父親を気にして愛情を注ぎきれない再婚相手もいるでしょうが、本当の親子のように本当の家族のように想い合う関係となっている家族も増えているのです。「旦那の子供じゃない」ことの背景にうしろめたさがあったとしても、血が繋がっているか繋がっていないかはあまり気にされない世の中になりつつあると感じます。
起きてしまったことは仕方がありません。どんな理由にせよ、20%の確率で授かり生まれてきてくれた我が子を一番大切に、今後の選択を決めていってください。