生理中で尿検査に引っかからない方法、知恵袋、高校生、健康診断、当日生理がきてしまった


予定されていた健康診断の前日に生理がきちゃった、なんてことになったら困りますよね。引っかかると再検査にもなりかねません。大丈夫だと思っていても検診の当日に生理になったら生理中


何とか引っかからない方法で尿検査をクリアしたい、と考えてしまいます。


知恵袋にも「生理の時に尿検査って受けていいの?」「タンポンを使用すれば問題ない?」などのたくさんの相談が寄せられています。では実際には生理中でも引っかからない方法というのはあるのでしょか。


当日生理がきてしまった。


結論から言うと無いというのが答えでしょう。生理中の場合には正しい判断が出来なくなります。

生理がきてしまったら医療機関へ伝え、改めて再提出するのがいいでしょう。



尿検査の取り方。目的と隠れた病気


<検査の目的と取り方>

尿に含まれる糖やたんぱく質などの成分を調べ、腎臓、尿管、膀胱などの病気の兆候がないか確認することが目的になります。


検査には試験紙法と沈渣法があり、試験紙法は尿中の成分を色で見ます。生理中では血液の色により正しい色の変化を確認することが出来ない場合があります。


一方、尿中の細胞を顕微鏡で見る沈渣法では生理中、赤血球などの細胞が増加するので尿中のものか生理中のものかの判断ができません。


膣の分泌物などやおりものの出やすい女性の場合、尿検査でおりものの成分が検出されてしまうことがあるため、出始めのすぐではなく、中間尿を採取するようにしましょう。

引っかからない方法では

また生理中以外にも生理前、生理後の3日間も避けた方がいいです。



尿検査と潜血


生理のわずかな血液が混ざっただけで尿潜血反応や尿の蛋白値に影響が出て陽性になり、異常判定になります。血が混じるのは腎臓や膀胱、尿道の病気のサイン。それが正しいと判断が出来なくなるわけです。


もし尿検査で蛋白や潜血などが確認されれば腎臓や泌尿科系の病気が疑われることになります。



膀胱炎など尿糖が高い



<隠れた病気>

◎腎臓病

 老廃物の排出や体内の水分量、血圧のコントロールをする腎臓機能が低下すると貧血や疲労感が表れやすくなります。

◎膀胱炎

 腎臓から絶えず流れてくる尿をためる役割の膀胱が炎症を起こしてしまうと強い痛みが出ることもあり、腎臓にもダメージを及ぼすことがあります。

◎結石

 尿路や腎臓に結石ができると痛みが出ることがあります。小さい結石なら尿と一緒に自然排石することもありますが、大きくなると尿管を塞いだり、腎臓機能の障害を起こすこともあります。


他にも尿糖の値が高いと糖尿病の可能性、ホルモンバランスの乱れによる病気やストレスなどの精神的な病気の一部なども尿の成分から確認することができるのです。


またビタミンCが含まれるやサプリメント、風邪薬、ドリンク剤などは検査にも影響が出る可能性がります。前日の摂取は控えた方が良いでしょう。



結果に影響が。生理中はダメ



<生理中はダメ・生理中にできない検査>

◎大腸がん検診

 大腸からの出血か判断できない可能性があるため受診できない場合があります。

◎婦人科検診

子宮がん検診、マンモグラフィ検査、などは正確な結果が得られない可能性があります。

◎人間ドック

 医療機関によって検尿、検便検査以外の項目で可能な場合がありますが、予約変更をお勧めします。


<自宅で検診>

新しい検診のカタチとして、空いた時間に自宅でも受けられるようになった郵送検診というものができました。


検査キットを購入して自宅に届いたら、少しの尿と数滴の血液を採取、そして返信用封筒で郵送するだけで終了です。検査結果は2、3週間で自宅に届くという便利さなのです。


生活習慣病やがんの種類を自分で確認することができるので、仕事が忙しい人や自分の病気のリスクを手軽に知りたい方にはおすすめします。


ただ、リスクを確認するものなので診断を行いません。医療機関での診断やがん検診の代替えとはならないのでご注意ください。


検査結果を持って医療機関へ受診することも必要になる可能性があります。



対処法と検尿の再提出


<対処法>

生理中の場合、尿検査以外の項目は問題なく受けることが出来ます。しかし医療機関によっては全てが後日検査となることもあり、生理の終わりかけの場合には全ての検査を後日へ変更するのを勧める医療機関もあります。


生理中であることを伝え、尿検査以外の項目を済ませるか、全ての項目を再検査にするのかは医療機関と相談して決めればよいでしょう。


中学生や高校生の場合には担任の先生が男性だったり、男子の目が気になるということもあるでしょう。尿提出には振替日が設けられていることもあるので、生理中の場合や当日に生理になってしまった場合には恥ずかしがらず学校へ相談してみましょう。


<検尿の再提出>

生理後は何日が経過していればいいのか気になるところです。生理終了後、4日以降の採尿であれば影響もなく正しい判断ができるようになります。


自覚症状が出ない病気も潜んでいることがあります。

正しい検査結果が出るように生理中を避け、

健康診断で健診を受けるようにしていきましょう。

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